補償されないグレーゾーン、気がつかないで…新手のカード詐欺「なりすまし型バナー広告」の意外なワナ

補償されないグレーゾーン、気がつかないで…新手のカード詐欺「なりすまし型バナー広告」の意外なワナ
(FRIDAY DIGITAL)

補償されないグレーゾーン、気がつかないで…新手のカード詐欺「なりすまし型バナー広告」の意外なワナ

・〔解説〕
クレジットカード詐欺の手口は「フィッシング」と「クレジットマスター」が主流です。それに加え、新たな手口として「なりすましバナー広告」とでも呼べるようなタイプが出現しています。

「なりすましバナー広告」とは、ホームページやスマートフォンのアプリを見ていると、画面上にバナー広告が表示されます。通常のバナー広告の場合は、クリックすると商品やサービスに関連した画像や動画が広告として表示されます。しかし、「なりすましバナー広告」では、ユーザーは商品名やサービス名などは一切表示されていないのでバナー広告として認識しておらず、サイトの一部だと思い込んでいるんです。その代わりに「スタート」、「続行」や「ダウンロード」といった文字が書かれたボタンが大きく表示されているだけです。あとの結末は、フィッシング詐欺などと同じです。

「なりすましバナー広告」は、動画やゲームの無料サイトやビジネスソフトウェアのダウンロードサイトなどで確認されています。共通しているのは「無料ソフトのダウンロードができる」ところです。絶妙な位置に表示され、上手くデザインされているのでお気をつけください。「なりすましバナー広告」は、100%詐欺とは言えない「グレー」ゾーンな手口です。本人の意思でクリックして、本人の意思でカード情報を入力しているので、表面上は契約に同意した形となるのでタチが悪いです。

(5)“無料”をうたうアプリの海外からの課金に関する相談(国民生活センター 越境消費者センター)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です